ピーヴ遷移の世界観がシンプル過ぎて拍子抜け!「重版出来」第9話のあらすじ、感想、視聴率は?

      2016/06/26

いよいよ最終回の1回前まできた黒木華主演の火曜ドラマ「重版出来!」。そういえば先週から今週にかけては重版出来を取り扱ったネット記事は少なかった。というのも裏番組の「僕のヤバい妻」が何気に話題すぎるからのようだ。残念ながらあちらのドラマをみていない私は毎週「重版出来」を見てしまう。今週はついにオダギリジョー演じる五百旗頭が乱れるらしい。そんな第9話をレポート

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第9話あらすじ(※ネタバレ注意)

高畑がエンペラーに引き抜かれる

心(黒木華)が担当する週刊バイブス漫画家・高畑一寸(滝藤賢一)の彼女・梨音(最上もが)がまた家出をしたが、近くのカフェで心が発見。しかしそのカフェには週刊バイブスのライバル誌・週刊エンペラーの副編集長・見坊(明和電機)がいた。見坊は高畑を引き抜くため梨音に接触し高畑の携帯番号を入手していたのだ。

五百旗頭(オダギリジョー)がある日街を歩いていると、高畑と見坊が接触しているところを目撃。二人が会食する和食屋まで尾行してしまった。梨音に気付かれて結局高畑にも気付かれたが、そこで「ツノ姫のようなラブコメではない硬派な作品を書いてみたい」という高畑の本音を聞いてしまう。

五百旗頭の過去

週刊エンペラーの人気連載漫画「Hittipotti」を描く井上佳二は実は週刊バイブスで連載していた漫画家で五百旗頭が担当していた。しかし当時井上が新企画としてバイブスに持ち込んだ「Hittipotti」を当時の編集長が受け入れず、五百旗頭は井上をエンペラーに送り出したというのだ。あの時の決断は正しかったのか、正しい編集者の決断とは何なのか、今でも迷っていた。

そんな五百旗頭に現在井上を担当しているという見坊が冷酷な一言を浴びせる。「井上先生が酔っぱらうと五百旗頭さんの話をよくするんですよ。「あいつは俺を裏切った。土壇場で俺の連載をキャンセルして、それならばエンペラーに行くといったら好きにしろと言われた。俺は五百旗頭を一生許さない。」って言ってましたよ。」井上のことを想ってとした決断が裏目に出ていたことに「全然伝わってねぇじゃねえか!」と叫ぶ。

五百旗頭の告白

あることで高畑のエンペラーとの接触を知った心は早速高畑の元を訪れる。高畑はエンペラーで連載するネームの作業をしていた。しかし心にみせたそのネームには硬派な作品ではなくツノ姫が描かれていた。高畑の心はもう決まっていた。

一方五百旗頭は興都館に戻ってきていた。そこで高畑に追い出された梨音と会う。梨音は「高畑はツノ姫に恋している、私は何しても勝てないの」それで目を覚ました五百旗頭は高畑の元に走る。

高畑は見坊と中目黒で会っていた。そこに割り込んだ五百旗頭は一言「ツノ姫が好きです。」思い残すことはないと勝手にその場を離れる五百旗頭だが、その後高畑はエンペラーでの連載を正式に断った。

中田伯、連載なるか?

前回登場人物のキャラが乏しいことを心から指摘された中田(永山絢斗)は、三蔵山(小日向文世)のところにいるアシスタントをモデルに次々にキャラを作り出していたが、アスミという女性キャラが定まらずにいた。

ある日心に相談するために興都館に来たとき、「Chu-Comi」という中学生向け漫画誌の座談会バイトに来ていた牛露田獏の娘のアユ(蒔田彩珠)とすれ違う。雷が落ちたように興奮がおさえられずその場でアスミの画を仕上げる中田。

いよいよ迫った連載決定会議に出すネームを心に提出。会議に出すネームは固まった。そして迎えた会議当日、和田(松重豊)から「ピーブ遷移の世界観を説明してみろ」と言われた心は熱弁。見事連載が決定するのだった。

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意外に薄かった「ピーブ遷移」の世界観

中田伯の下手くそだけど独特の世界観の画で描かれてきた「ピーブ遷移」。鎖につながれて育ったという中田伯の育ちと相まって、ピーブ遷移の世界観は誰にも理解されず、それゆえに連載は厳しいとされてきた。

そしてついに中田伯の”伴走者”として世界観を理解した心は会議で以下のように説明した。

この作品で中田が描こうとしているのは恐怖と支配。ピーブは他人の恐怖に取り付いて心を操る生命兵器。怖いと思った瞬間ピーブは襲ってくる。恐怖心さえ持たなければ大丈夫なのに、人は恐怖を抑えられない。

ヌリスはみんなに愛される大佐だが、実はピーブを使って人々を支配しようとしている。その中でただ一人流れに逆らって声を上げるのが主人公のコータ。コータは細くて弱い。しかし弱くて小さい人間だからこそ、必死で抗う。彼は自分の中の恐怖心と命がけで戦う。

弱いからこそ必死で恐怖という支配から自由になろうとする。誰もが日々何かと戦っている。必死で戦う主人公の姿は、読んだ人たちに明日への勇気と希望を与える。このピーブ遷移はそういう物語。

なんだかんだで「恐怖心を持たずに戦おうよ、がんばろうよ」っていう意外にも応援系の漫画だったことが分かり、まあこれくらいわかりやすくないと連載はできないんだろうけど、あの中田伯からそんな応援系の漫画が出てきたことに若干拍子抜けしてしまった。

今週の名言

今週はどちらかというと編集者などの業界向けの名言が多かったのかな?

まずは和田が心に連載の条件を説明した一言。昔何気なく少年ジャンプとか読んでいたけど、こんな厳しい壁を通り抜けてきた作品たちだったと思うと、もう一度読みたくなるな~。

連載はバイブスの顔、読み切りとはわけが違う。 毎週ページを割いて読者に金を払わせる、それに見合う価値がなければ許可はできん。

次は五百旗頭が心に編集者の心得を説明した一言。読者と編集者の違い、なんか特にこの業界にいないけどぐっと来た。

担当者がしっかりわかっていないと一緒に走れないぞ。伴走者になれないうちはお前はただの読者だ。

最後はアユちゃんが中田に言った中学生とは思えない発言。その通りだね。

もし売れても調子に乗らないでください。印税は貯金すると良いと思います。

第9話の視聴率は?

7%台が定位置になってしまった感のある当作品。今クール一番ちゃんとみていて愛着のあるドラマなのであまり言いたくはないのだけど、正直「世界一難しい恋」や「グッドパートナー」のように「どうなるのー?」っていう盛り上がりはない。というわけで今回も7%台で落ち着くだろう。

第9話視聴率:8.8% 6月8日更新

ところで五百旗頭さんってバツイチだったんですね。

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