イギリスが砂糖税を導入決定 缶ジュース約10円値上げ?

      2016/03/23

イギリスが砂糖税を2018年度から導入することになった。100ミリリットルに5グラム以上の砂糖が入っているドリンクが対象で、1リットルあたりに換算した課税額は、(100ml内に)砂糖5グラム以上が入っている飲料には0.18ポンド(約29円)、(100ml内に)砂糖8グラム以上が入っている飲料には0.24ポンド(約38円)が課されることになる。課税の対象は飲料メーカーや飲料を輸入している業者。

イギリス政府はこの税金の導入の目的として肥満対策をあげているが、飲料業界からは反対の声が上がっている。

どのくらい砂糖が入ってる?

今回の税金の対象は「100ミリリットルに5グラム以上の砂糖が入っているドリンク」とあるが、実際の飲料にはどのくらい砂糖が入っているのだろうか。

コカ・コーラをみると、100ミリリットルあたりで約11~12グラムほど入っているようだ。ということは、350ミリリットル缶のジュースで約0.08ポンド(約13円)が課税されることになる。

小さい額に思うけど、近所の自動販売機のジュースが10円値上げしていたら驚く、そういうレベルの話だ。

対象外のドリンクも

今回課税の対象となるのは、いわゆる「清涼飲料水」というもののみになり、「乳飲料」や「フルーツジュース」は対象とならない。

飲料メーカーは、「頑張って砂糖の減らすよう頑張ってきてるのに。。。ひどい」と落胆の声が上がっているようだ。

飲料メーカーへの影響

もう既にロンドン株価市場での影響がでているようで、ペプシや7UPのイギリスでの販売元であるBritvic社は2%下落、スコットランドの国民的飲料IRN-BRU(アイアン・ブルー)を製造するBarr社が3~5%、そしてなんとニューヨーク市場でもコカ・コーラ社も1%強下落したとか。

イギリス政府は、今回の新しい税金は5.2億ポンド(約832億円)の税収を見込んでおり、これらは学校などでのスポーツ振興に充てられるとしている。

世界でも多く導入されている「肥満税」は、医療費の削減にも効果があると思われ、将来の国の行く末を思えば、導入は止むを得ないと思われる。(とりやすいところからとるという政府の姿勢は許せないが)

新税の導入は2018年、この与えられた猶予期間にドリンクメーカーはさらに砂糖含有量を減らす取り組みが必要となった。

スポンサーリンク

 - ニュース