フィギュアスケート世界選手権女子SP ~キスアンドクライで見せた3人の表情の違い~

   

日本時間2016年4月1日早朝、フィギュアスケートの世界選手権女子SP(ショートプログラム)が行われた。日本からは宮原知子、本郷理華、そして浅田真央の3人が出場した。

Satoko Miyahara〇70.72〇 #宮原知子#figureskating #skate #世界選手権

Marin_fansさん(@japan_skate)が投稿した写真 –

ショートプログラムを終えて、宮原が6位(70.72)、本郷が7位(69.89)、そして浅田が9位(65.87)という結果。選手層の厚い女子にしては順位で言えば振るわなかったと言える。しかし得点でみればそこまで悪い結果とは言えず、他選手の特典が出過ぎていた?とも言える。

今回海外のテレビで観戦していて、現地語であるため解説がまったくわからなかったのだが、この日本人女子3人がキスアンドクライで見せた表情が非常に印象的だったのだ。

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諦めの表情を見せた浅田真央

今回は最終グループではなく、一つ前の第6グループで登場した浅田真央。演技開始後、なんともスピードが乗っていないのが素人でもわかるほど少しぎこちないスタートだった。そして序盤のトリプルアクセルを失敗、その後もなんとなく冴えないまま演技が終了し、65.87という浅田のパーソナルベスト(78.66)には遠く及ばない数字だった。

演技を終えたあと、そしてキスアンドクライで見せた浅田の表情は「やっちまったな」と自分でも得点が伸びないことをわかっているような、今の調子であればこんなものかもしれないというような表情が見えた。たとえ練習でトリプルアクセルを次々成功させていたとしても、調子が上がっていないのが自分でわかっていたのかもしれない。

なんとなく、引退も近いのではと感じさせた演技の終わらせ方だった。

喜びを素直に表した本郷理華

本郷理華は若干スピンに躍動感がなかったのが気になったが、ジャンプのミスもなく非常に安定した演技を終始みせ、パーソナルベスト(65.79)を上回る得点を獲得した。

得点が出た瞬間、本郷理華とコーチは素直に喜んでいた。順位としてはその時点で4位であったが、納得できる得点がでたのであろう。

一点を見つめ表情を崩さなかった宮原知子

宮原知子は、スピード感ありジャンプの華麗さもあり、ミスのない完璧な演技を見せた。技術点はトップと遜色ない得点がでていたが、演技構成点が若干伸び悩み、パーソナルベスト(72.48)を少し下回る結果となった。

この結果がアナウンスされたときの宮原の表情がなんとも印象的だった。喜怒哀楽の何も見せずただ一点をみつめていたのだ。その表情にはフリープログラムで逆転してやるという並々ならぬ決意のみが読み取れた。

今の日本のエースは宮原知子なのだと、この中継を見て悟った。

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