フィギュアスケート世界選手権男子FS~羽生結弦は銀メダルに終わる~

   

日本時間2016年4月2日朝、フィギュアスケートの世界選手権男子FS(フリースケーティング)が行われた。結果は、羽生結弦が圧倒的な強さをショートではみせたものの、フリーではミスが目立ち、安藤美姫の彼氏であるスペインのハビエル・フェルナンデスに敗れ2位に終わった。

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妨害?された公式練習

ショートプログラム前のサブリンクでの公式練習でのこと、羽生が「それはねえだろう、お前!」という大声をあげたという。その相手はカザフスタンのフィギュアスケート選手、デニス・テンだ。

公式練習は、同じ組となる5人(または6人)が一緒のリンクに入って、実際の試合と同じ曲順で曲が流される。その曲が流れている人の練習が、そのリンク内では優先されるという暗黙のルールがあるらしい。

しかし羽生結弦の曲が流れていたとき、デニス・テンが羽生の演技の動線内でスピンを始めるというまさかのマナー違反をしたせいで、羽生は練習を中断せざるおえなかったのだ。

そんなことで?と思うが、実は前日の練習でもデニス・テンと羽生はぶつかりそうになっていたという話もあり、「またかよ!?」という思いがあったのだろう。

その怒りを力に変えたショートプログラム

本人のコメントでは「精神状態はぐちゃぐちゃ」とのことだったが、そんなことを感じさせない演技をショートプログラムではみせた。最初の4回転サルコウのあざやかな着氷、そして続いてみせたコンビネーションジャンプのスピード感あふれる回転、すばらしかった。

しかし演技を終えたときの羽生の「見たか!?」という顔をみるとやはり公式練習の影響はあったことがわかる。

フリーはジャンプの失敗が目立つ

フリーの演技に入る羽生を見ると、いつも通りの入り方ではあるものの、ちょっとうがった見方をしてしまったせいか、どこか落ち着かない印象を受けた。

そして演技開始、最初の4回転で手をついてしまったのを皮切りにジャンプのミスが最後まで目立ってしまった。

しかし相変わらずの鮮やかなステップやスピン。特にストレートラインステップは、羽生が憧れるロシアのプルシェンコを彷彿とさせるもの。

結果としては去年の世界選手権に続き優勝を逃してしまった羽生。しかしあれだけジャンプにミスがあっても300点近い得点を取れるのはさすが。デニス・テンの妨害行為が故意であったかは定かではないが、王者だからこその試練、次回に期待だ。

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