フィギュアスケート世界選手権女子FS~日本勢メダルに届かず~

   

日本時間2016年4月3日朝、アメリカのボストンにて行われたフィギュアスケート。結果はロシアのメドベデワがフリー女子歴代最高点である150.10を出し、総合得点223.86で優勝。表彰台はロシア・アメリカ・ロシアとなった。日本人はメダルを獲得することができず、宮原知子が5位、浅田真央が7位、そして本郷理華が8位という結果に終わった。

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ショートの順位が悪いほど強い浅田真央

日本勢3人のなかでまず登場したのは浅田真央。演技直前の浅田は、昨日のショートが終わったときの一種の「諦め」の表情とはうって変わって決意の表情が印象的。

そして始まったフリープログラムの演技。最初のトリプルアクセルを見事着氷。その後ルッツが3回転から2回転に変わってしまったところがあったが、その他のジャンプはコンビネーションを含めミスなく終えた。

スピンやステップは他の選手とはレベルの違ういつも通りの演技を見せ演技を終えた。大きなミスのなかった自身の演技に安堵ともとれる表情を浅田は浮かべていた。

得点はフリースケーティングで134.43、ショートプログラムと合わせて200.30.フリーについてはパーソナルベスト(142.71)には届かなかったが、演技終了段階で1位、後の選手にプレッシャーを与えた。

会場を巻き込む力強い演技だった本郷理華

続いて登場したのは本郷理華、名前を呼ばれる直前のコーチとの会話で笑顔を見せていたところをみると、落ち着いてるなという印象。

その通り恐らく落ち着いていた本郷理華の演技は、全てのジャンプでほぼミスがなく、また同じ長久保コーチの指導をうけていた鈴木明子を彷彿とさせる会場を楽しませる演技構成で、徐々にお客さんの手拍子や声が増えていく。非常に見ていて飽きない演技だった。

得点はフリースケーティングで129.26、ショートプログラムと合わせて199.15だった。フリーのパーソナルベスト129.97には少し届かず、キスアンドクライでの笑顔はなかったが、できることはすべて出せたように思う。

ミス・パーフェクトだった宮原知子

最終組はロシア3人、アメリカ2人、そして1人日本人として入っている宮原知子。ミスパーフェクトの異名をとる彼女、昨日のショートではめずらしく回転不足をとられたようだが、今日のフリーは完ぺきだった。

ジャンプはもちろんのこと、スピンもぶれることなく美しいものだった。

ショートを終えたときの硬い表情とは変わり、今日のキスアンドクライでの表情は笑顔だった。得点はフリースケーティングが139.89、ショートプログラムと合わせて210.61。彼女のフリーのパーソナルベストは142.43なので若干届かなかったが、高得点が出た。

来年の世界選手権出場枠3枠確保

まさかこんな危機が日本女子フィギュアに訪れるとはという感じだが、上位2位の選手の順位合計が「13」以内となったので、今年もなんとか3枠を確保できた。

宮原が銀メダルを獲得した昨年と比べ、今年はメダルに届かず。日本人3人の演技はそこまで悪くなかったところをみると、アメリカとロシアの選手のレベルが単純に高かったわけで、今後日本女子がこの牙城を崩すのは厳しそうだ。

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