「ナオミとカナコ」視聴率が伸びない3つの理由

      2016/03/23

 

木曜22時からフジテレビで放送されている「ナオミとカナコ」の視聴率が全く伸びない。これまで放送された8話の平均視聴率は7.7%。10%を超えたら合格点といわれる時代とはいえ、不合格と言わざるをえない。
「満足度調査で高評価を獲得!」と各メディアが報じた2月半ばも1%も上昇せず、正直製作サイドも首をかしげているであろう状態になっている。

私自身、毎週楽しみに見れている久々のドラマだけに、視聴率が伸びてほしい。というのは、視聴率が低いために製作側が余計な改変を加えるのではと危惧しているからだ。

今日はなぜ視聴率が伸びないのかを分析したい。

1.木曜22時は鬼門?

フジテレビの木曜22時、90年代は「愛という名のもとに」や「眠れる森」、「Age 35 恋しくて」、2000年代は「白い巨塔」や「電車男」、「Dr.コトー診療所2006」など、爆発的な視聴率や内容の派手さはないが、いわゆる名作が多い。
しかし2015年は、軒並み低視聴率を記録する。その最たる例は篠原涼子主演の「オトナ女子」(10月クール)だ。低視聴率だけにメディアは総じて「脚本がひどい」「篠原涼子、髪かきあげすぎ」などネガティブな報じ方をした。しかし、主観が入るがこのドラマはなかなかおもしろかった。(チクワもかわいかったし)しかし結果は全話平均視聴率が9%を割り込んだ。

内容がおもしろいのに視聴率が伸びないのは裏番組のせいなのか?を考えてみる。木曜22時の裏番組は、「ダウンタウンDX」「櫻井有吉のアブナイ夜会」「報道ステーション」である。報道ステーションは常に視聴率10%を超える強者だが、それ以外の二つは正直弱い。そして報道ステーションとドラマ視聴者がかぶるはずもなく、それが理由とはいえないだろう。

では木曜22時にドラマということ自体を考えてみる。1つ注目したいのは、テレビ朝日は20時と21時にドラマを放送しているということ。20時からのドラマは沢口靖子主演の「科捜研の女」(2クール放送)、21時からは向井理主演の「遺産争続」(10月クール)と草なぎ剛主演の「スペシャリスト」(1月クール)だ。これらは概ね視聴率が好調だ。時間が被っていなくても、ドラマ視聴者の取り合いは起こるのだろうか?私は起こると思う。ドラマ視聴者は「この曜日はこれを見よう!」と決めて毎クールの初めにテレビに向かうのではないだろうか。今回は残念ながら1話完結で多少気楽で、ある意味SMAP解散騒動で話題性が高かった「スペシャリスト」に視聴者が流れたのだろう。

2.オトナ女子をとりこめず?

最近のフジテレビ木曜22時枠で好調だったドラマがある。篠原涼子主演の「ラストシンデレラ」(2013年4月クール)と上戸彩主演の「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」だ。未婚・既婚の違いはあるにせよ、これらはいわゆる「オトナ女子」の共感を得るものだったはず。

一方「ナオミとカナコ」はどうか。DV(ドメスティックバイオレンス)やサスペンスという内容は、前述の2つのドラマに比べると、女性層の取り込み力は劣る。

3.キャストが弱い?

広末涼子、内田有紀ダブル主演の当作品。昔の広末涼子は主演を張っていたが、私はこの二人は2番手や3番手で輝く女優さんのように思う。
(広末涼子の「おくりびと」での妻的な立場、内田有紀の「最後から2番目の恋」の次女な立場)
中国語でまさかの爆発力を見せる高畑淳子、まさかの暴力夫が怖すぎる佐藤隆太など、主演の2人を含めて非常に素晴らしいキャストが揃う。しかし初回視聴率をもってくる「主役」がいなかったのは、敗因の一つと言っていいのでは。

今日第9話をむかえる「ナオミとカナコ」。視聴率が少しでも上がってくれることを期待した。

スポンサーリンク

 - メディア