2016年も5月15日から運航再開、エアカナダルージュはLCCなのか?

      2016/06/19

エアカナダが大阪・関空とバンクーバーを結ぶ路線を6年半ぶりに夏季限定で「ルージュブランド」にて再開させた2015年、5月2日の就航日までには運航時間が変わったり戻ったりといろいろとあったが、最終的には搭乗率が9割前後にいくほど好調だった。2014年の朝ドラ人気で、意外に関西から羽田経由でカナダに行く客が多いことが分かり、就航が決まったこの路線。2016年も5月15日から週3便、6月4日からは週5便の夏季限定運航が決まった。ところでこの路線について二つ疑問が浮かぶ。「ルージュってLCCなの?」「なんで夏季限定なの?」この点について検証したい。

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エアカナダ・ルージュはずばりLCCなのか?

エアカナダ・ルージュによると、当ブランドはLCCではなく「バケーションエアライン」とのこと。LCCとは違う理由を同社は、

  1. 食事が提供されること
  2. 手荷物もフルサービスエアラインとほぼ同等かそれ以上の23㎏を2個まで無料
  3. スターアライアンス系航空会社のマイルが貯まること

長距離格安航空会社であるジェットスターのオーストリア路線をみてみると、通常運賃では食事もなければ、荷物を預け入れることもできない。これら二つを満たすには1万円ちょっとを払う必要があるようだ。これと比較すると、エアカナダルージュはLCCではないことが判断できる。(下のツイッター写真は、上級クラスの「プレミアムルージュ」)

なぜ夏季限定なのか?

これは単純に日本人のカナダへの旅行需要が冬季に少なくなるからということだが、エアカナダルージュはアメリカやメキシコへの乗り継ぎの良さも就航時にアピールしていた。ビジネス客を狙うならば冬季の就航も検討してもいいのかなと思う。

しかし関空の事情を言うと、通年運航が必ずしも良いとも言えないのは事実。現在関空から北米へは日本航空(JAL)とユナイテッド航空がそれぞれロサンゼルスとサンフランシスコにデイリー運航している。この2路線も実はロサンゼルスやサンフランシスコから北米他都市への乗り継ぎ客が半分以上を占める。夏季の需要が高いときであれば仲良く分け合えるが、冬季の低需要期には客を取り合い、価格下落を招く。価格下落が起きれば、ユナイテッド航空は容赦なく撤退を検討するだろう。そう考えると今の体勢が望ましいともいえる。

2015年の再就航時の記者会見は大阪のグランフロントで行われたが、その際に呼ばれたゲストはなんと「たむらけんじ」何にも関係ないが、当社のお茶目さを感じさせる。LCCとまだまだ勘違いされているところはあるが、そのお茶目な自由さを武器に、夏季限定でも末永く就航し続けてほしいものである。

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