黒木華主演の火曜ドラマ「重版出来!」第1話あらすじと感想、そして視聴率は?

      2016/04/23

2016年4月12日、TBS系の火曜夜10時からの新ドラマ「重版出来!」が始まった。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得した松田奈緒子作の同名コミックが原作。

「重版出来」とは初版と同じ版を使い、同じ判型、装丁にて刷り直すこと、つまり売り切ったあとにさらに増版する、言い換えればマンガが大ヒットしたってことだ。出版社の編集部に就職した主人公の黒沢心は、重版出来を目指し奮闘しながら成長していく。その姿を描いたお仕事系ドラマだ。

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第1話あらすじ(ネタバレ注意)

舞台は興都館(こうとかん)という大手出版社の最終面接から始まり、今作のヒロイン黒沢心(黒木華)がそこに受けに来る。日本体育大学の柔道部、柔道一筋で「面接は柔道と同じ」というある意味「柔道バカ」という設定。面接の志望動機によれば、『日本代表までいったものの「ケガをしたから」金メダルの夢は諦めた。そんなときに「柔道物語」というマンガから元気をもらった、そういう作品を作りたいから!』と。

筆記試験が満点という驚異的な成績と、社長の久慈(高田純次)からの特別な推薦?があり入社が決まった心は、興都館が発行するコミック誌「週間バイブス」編集部に配属された。しかし編集者とは何なのか?何もわかっていなかった。

ある日心は副編集長の五百旗頭(オダギリジョー)に付いて週間バイブスの看板漫画家たちを訪問する。その中には週間バイブスの看板漫画「ドラゴン急流」を描く三蔵山(小日向文世)がいた。

三蔵山を訪問後に社に戻った心は、三蔵山の40年前の作品「ドラゴン激流」を読む。そこで「昔の絵の方が好き、今の絵は癖が強い」と新人ながらダメ出しコメントをつぶやく。そんなとき三蔵山から編集部に電話があり「原稿を引き上げたい」と。今日印刷をする分も含まれており、編集部が大騒ぎになる。

実はその日に逆切れして出て行った三蔵山のアシスタントの神原が、三蔵山のマンガを痛烈批判。その後インターネット上の三蔵山に関する悪口(オワコン(終わったコンテンツ)などが書かれた)を三蔵山の元にFAXしていたのだ。そのFAXを見てショックを受け、すっかり自信を失ってしまったのだ。

五百旗頭は何度も三蔵山を訪ねるも、なかなか会ってもらえず、ようやく数日後に会えた。五百旗頭は開口一番に「申し訳ございませんでした」と。五百旗頭は絵の構図が狂ってきていることなど何も伝えず、ただ原稿を受け取るだけだったこれまでの出版社と三蔵山の関係を悔いていたのだ。そんな話をしている最中、ちょっと待った!!と言わんばかりに心が一言、「先生の絵、デッサン狂ってません!」

「失礼ながら先生は猫背でいらっしゃいます。でも昔はそうではなかった。先生は当時からずっと同じ道具を同じように使い続けています。画板の角度も当時と今は同じです。ところが先生自身がお年を召され、腹筋と背筋が衰え、姿勢が前かがみになった。今の目の高さと当時の目の高さ、同じように書いているつもりでも、見る角度が違えばバランスのおかしな絵になる。デッサンが狂って見えた絵も、先生の見ていた角度からみると、昔と変わらないバランスの取れた絵でした。書けなくなったんじゃない、見ている角度がおかしかったんです。」

このセリフは三蔵山をハッとさせた。そしてタイミングよく現在はデビューしている当時のアシスタントたちが手伝いにきた。自分たちの原稿もあるが「私たちは先生の教えである「三週前倒しで入稿」をしている。」と後押し。そんな言葉に三蔵山はまた書く気になった。

心が起こした奇跡の一本だった。

無理のある設定が気になる

それにしても心の面接中に襲い掛かった高田純次を鮮やかに投げ飛ばす場面はあざやかだった。しかし黒木華に柔道部出身という設定は無理がないか?それに引き換え武田梨奈はさすがアクション女優、体格が良く違和感がない。

単純かもしれないけど教訓になるドラマ

このドラマは新入社員が成長していく姿を描くだけに、いろいろな教訓がでてくる。第一話はありきたりだけど「角度を変えてみれば、気づくことがある」というその世界に慣れてしまったおじさんたちへの警鐘だったように思う。慣れ過ぎちゃいかんなってドラマ見ながら反省。

オダギリジョーがかっこいい

今回、オダギリジョーが「憧れる先輩役」を好演している。第一話の最後に心のデスクに貼ってある柔道家の教え「精力善用 自他共栄(自身の力を最大限に使って善い行いをし、他者を敬い、感謝する。互いに信頼を育めば、助け合って生きていける。)」という言葉に一言「いい言葉だな」と言ったオダギリジョーが、まじでかっこよかった。

個性あり過ぎの漫画家、その他共演者が濃い

今回漫画家を演じる俳優さんは小日向文世、ムロツヨシ、滝藤賢一など、まあ名脇役と言われる人たちをこれほどまでに揃えたな~と感心してしまう。(それにしても若いころの小日向の写真をちゃんとドラマに使ったのは秀逸!)

そして出版社も、編集長が松重豊、編集部員に安田顕や荒川良々など。この人たちが絡むワンシーンだけで舞台が作れてしまう、お腹いっぱいなシーンが目白押しだ。

あと、書店の店員を演じる濱田まり、さすがの雰囲気でドラマの「息抜き」的な存在になっているようだ。

そして微妙に気になったのが最上もが。漫画家の恋人役を演じているが、一部報道では「黒木華に色気がないので、ここで補っている」とか。

主題歌は?

今回主題歌に使っているのはユニコーンの「エコー」。キャスティング同様ゆるさが心地いい曲だ。

第2話は?第1話視聴率は?

次回は坂口健太郎演じる営業部員”ゆうれい”小泉に焦点が当たる。第1話ではあまり目立たなかったが、若手社員が奮闘する気持ちのいい「暑苦しさ」がみれそうだ。(感動の第2話の内容はこちら

なんか次回も見ようかな、って思えた気持ちのいい1話だった。出演者が若干地味なため視聴率は期待できないが、このままのテイストで続けてほしい。(第1話視聴率:9.2%(4月13日追記))

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